ごあいさつ


1. 活動について

「こんなはずじゃなかった」「向いていない」「失格だ」「もっとこうしてあげればよかった」——そんな思いを抱えたとき、心を安心してひらき受けとめる器でありたい。

当カウンセリングは、このようなネガティブな気持ちを受けとめる場づくりを大切にしています。

さらに、外国につながる子どもやご家族、多文化の中で日々を過ごす方々を支え、文化や価値観の違いを大切にしながら、安心できる関係を育んでいきます。

仕事、家庭、そして人間関係で生まれるストレス、不安を丁寧にお聴きし、自己理解や感情の整理をお手伝いします。

安心して語れる空間で、ご自身のペースを尊重しながら、少しずつ心を整えていくサポートを行っています。

多文化共生の視点も大切にし、言語・宗教・生活習慣・家族観の違いに丁寧に配慮しながら、誰もが安心できるように心がけています。

2. プロフィール

心理カウンセラーの河野 傑(こうの すぐる)です。1981年生まれ、横浜市在住です。

これまで、孤立や子育て、仕事との両立に悩む方々、外国につながる子どもと家族など、多様な相談にひとつひとつ丁寧に向き合ってきました。

私自身も子育てや家族との関係に揺れ、また多文化の現場で人と出会いながら、「自分を責めすぎる心」と向き合ってきました。その経験が、今のカウンセリングの土台になっています。

現在は〈大倉山カウンセリング〉を拠点に、「心理的に安心できる場所づくり」を目指して活動しています。心理相談・学習支援・親支援に加え、心理コラムや朗読配信などを通じて、言葉と物語の力を活かしたサポートも続けています。

3. 特徴

  • 安心して話せる雰囲気づくり
    「自然体で話せた」「心が軽くなった」といった感想を多くいただいています。落ち着いた聴き方を心がけることで、相談者が安心して言葉を紡ぎ出せる時間を大切にしています。
  • 承認と励ましの働きかけ
    「認めてもらえた」「褒められて励まされた」との声もあり、相手の努力や存在をしっかりと受けとめ、自己肯定感を取り戻すきっかけづくりを意識しています。
  • 誠実で謙虚な姿勢
    「おごらない」「素直になりたいと思える」と表現していただくことがあり、人柄そのものが信頼の土台となっていると感じています。
  • 気づきを促す対話
    「モヤが晴れた」「自分の考え方のクセに気づけた」といった声からも、ただ安心を与えるだけでなく、内面を整理し、新しい一歩を踏み出すお手伝いにつながっていることが分かります。

4. 大切にしていること

  • 来談者中心療法の姿勢(自己一致・無条件の肯定的配慮・共感的理解)
  • 文化的背景への配慮と多文化理解
  • 「寄り添う」「受け止める」を軸とした関係づくり

6. ご相談を検討されている方へ

私は「公認心理師」や「臨床心理士」といった国家資格は持っていません。

資格が大切であることは理解しており、その価値を否定するつもりもありません。

私はこれまで、社会や制度を学ぶ総合政策、組織やお金の流れを学ぶ会計、人の心を学ぶ心理学に取り組んできました。大きな視点(マクロ)で人々や社会を、小さな視点(ミクロ)で一人ひとりの心を――その両方を見つめてきたことが、今の私のカウンセリングの土台になっています。

けれども、心理学を専門的に学び、実践を重ねてきた支援者として、私は何よりも「安心できる関係」「心に届く対話」を大切にしています。

大事なのは資格の有無ではなく、“目の前の語りにどれだけ真摯に耳を傾けられるか”。私はそう考えています。

言葉にならない思いも、そのまま抱えてきていただければ大丈夫です。無理に引き出したり、アドバイスを押しつけたりすることはありません。

私は「誰かの隣人のように在りたい」と願っています。

立ち止まって静かに耳を傾け、ともに考え、ときにはそっと背中を押す。その関わりを通して、もう一度歩み出す力を取り戻すお手伝いができれば幸いです。

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