投稿日(Posted on): 2024年9月10日 | 最終更新日(Last Updated on): 2024年9月10日 by 河野傑
小学校一年生の子どもは、明日の学校の準備に苦労していた。
何を持っていけばいいのか、わからないのである。
連絡帳に何が書いてあるのか、わからないのである。
子どもは、明日、何をやるのか、何を持っていけばいいのか、ピンと来ていない様子だった。
親が、連絡帳やプリントを代わりに読んで準備をすることはできるだろう。
「持ち物」として必要なものを揃えて、ランドセルに入れておくこともできるだろう。
そういう対応はなるべくしたくなかった。
わからなくなってしまった時でも、何をやるのか、何を持っていくのか、自分で準備できるようになる必要があると考えていた。
連絡帳の文字を読み、教科書を見つけ、該当ページに辿り着いて、授業を思い出す。
それは、複数の段階がある作業で、うちの子どもにとっては大変なことだった。
カタカナの練習には、見本があって練習するノートがある。
計算練習には、問題があって、その答えがある。
内容や目的が違うと言われるとそれまでだが、
学校の準備には、問題やその答えもない。練習するスペースも用意されていない。
学校で、勉強したり体験したこと。
先生が言っていたこと。
そして、家ではこれらのことを思い出しながら、準備をする。
何のために反復練習をしているのかを忘れがちである。
◾️ レッスン
- 教科書は2冊用意しておこう。
- 答えを教えないこと。その代わりにヒントを出したり、授業の振り返りにつながるような関わりを。
- 授業の振り返りとは、授業の風景、先生の言葉を思い出すような問いかけ
- 授業の時に、どんなことを注意して聞いていればいいかわかるように。
◾️ 余裕がありそうなら・・・
- 出された題材について、どんなことを思ったか、何を考えたか、自分だったらどうするか、聞いてみよう
- わからないときにどう対処すればいいか、話し合おう。 教科書で調べる、何ページか、何ページかわからないとき目次で調べるなど。季節はいつか、何月か等。
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